塾を始めた背景など、講師について知っていただくためのページです。


● 公務員からの転職

 2017年、公務員を50歳台前半で早期退職し、自宅で学習塾を始めました。

 

 もともと定年退職後は、今まで自分が携わってきた仕事との関わりがなくても、ある程度の自由度があって満足感が得られることで日々を過ごしたい、と考えていました。

 しかし、実際には定年を迎えてから新たなことに取り組もうとすると、心身共にハードルが高くなってしまうような気がしました。

  

 そこで思い切って、早めに第二の人生に着手することにしたというわけです。 


● 学習塾を選んだ背景

<受験勉強の経験>

 まず、自分がこれまでに身につけたもので収入につながる可能性のあるものは何か、と考えました。

 最終的に、大学受験で浪人経験もある自分は、受験当時の試行錯誤の中で得たものを活かせるはず、との結論に達しました。

 

<職場での経験>

 公務員時代には、職員向けの業務研修を数年間担当していました。

   具体的には、新人や中堅職員のための研修の「カリキュラム編成」や「講師選定・依頼」などを行ったり、研修講師を自ら務めた経験もあります。

 その時の実感として、授業形式で人に何かを伝えるという行為が、日々の業務ではあまり味わうことのない充実感をもたらすことを知りました。

 

 以上のような経験が、第二の人生として学習塾をスタートさせることとなった背景です。 


● 個人塾として目指していること

 自分が営んでいる塾と大手塾との違いは何か。

 おそらくそれは、生徒一人一人への目の行き届き具合だと思います。

 

 指導する側としての私の意見は、1対1がベストの指導形態です。

  一度に関わる生徒が増えれば増えるほど1対1から乖離していくことになりますが、今年で8年目を迎える中での感触としては、生徒間の学力差が大きくなければ5~6名程度は許容できそうです。

 一方、大勢の生徒を一つの教室で指導しても「成果が出せる」という前提に立っているような塾のあり方は、既に私の考えが及ばない領域です。

 

 要するに「人数が増えても、1対1に限りなく近い指導を実現したい」というのが、私のテーマです。


● 近隣の中学校との関わり

 2024年現在、あいの里東中に娘が在学中です。

 そのおかげで、一人の保護者として中学校の先生とお会いする機会があります。

 そこで伺う色々なお話の中に「塾での指導のヒント」が見つかることも少なくありません。

 

 このような貴重な関わりを、今後も大切にしていきたいと思っています。